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インフォアース株式会社

works/デジタルツイン活用例

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Map data ©2025 Google, imagery via Cesium ion

デジタルツイン活用例:
CesiumJSと3D都市モデルで実現する次世代可視化

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システムの概要

本記事では、デジタルツインの活用例を紹介します。国土交通省の「PLATEAU」プロジェクトが公開する3D都市モデルや、Cesium ion経由で提供されるGoogleフォトリアリスティック3Dタイルを活用し、CesiumJSによるリアルな都市景観や災害シミュレーションの可視化を行いました。
視覚的かつ直感的に都市のリスクや変化を捉えることで、防災や都市計画への応用が期待されます。

特徴

1.アニメーションによる水位変動の表現 アニメーションを通じて、水面が上下に変動する様子をリアルタイムに表現。動的なビジュアルは、洪水時の都市の変化を直感的に伝えるのに効果的です。
▼浸水デモのアニメーション
浸水デモのアニメーション
2.洪水リスクの可視化(PLATEAUデータ利用) PLATEAUの建物データに洪水リスク情報を重ね、最大想定浸水に応じて建物を色分け。災害時の被害予測や避難計画の立案を支援します。
3.属性情報の連携表示 建物に関連する属性情報(高さ、用途、災害リスクなど)をポップアップとして表示可能。都市分析や意思決定支援に活用できます。
▼洪水リスクを可視化し、属性情報を表示した画面
洪水リスクを可視化し、属性情報を表示した画面
4.その他の活用例(防災・インフラ分野への応用) CesiumJSを活用すれば、以下のような多様な機能も実現可能です。
  • 任意地点への建物・設備の配置(避難所や施設の仮設検討)
  • 街路レベルでの視点切り替えによる状況確認
  • 特定地点からの視界解析(避難誘導や監視カメラの設置検討に有効)
  • CZMLを用いた車両・ドローンなどのルートアニメーション
  • 登山道やインフラ施設の3D管理